6.6. [VPEサンプル-4] マクロを使う

VPEには、マクロ機能があります。繰り返し利用されるポリシーをマクロ化して再利用する、またはデフォルトで用意されている便利なマクロを利用することもできます。ここでは、以下2つの要件に対して、デフォルトで用意されているマクロを利用する例を示します。

  • Active Directory認証の誤り回数をカウントしたい。さらに指定回数を超えたらロックし、ロック解除するまで使えないようにしたい。
  • AndroidとiOSは同じ設定なので、一つの設定にまとめたい。

6.6.2. 同じ設定をまとめる

要件として、「iOSとAndroidは同じ設定を行う」と仮定します。iOSとAndroidそれぞれに同じ設定を追加しても問題はないですが、見た目上、少し煩雑になります。そこで、ここではサンプルとして、「共通のマクロを生成して再利用する」という設定を行います。

  • ここで一旦、iOSの分岐上にあるボックス全てを削除します。その後、「Add New Macro」ボタンをクリックします。
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  • ここではサンプルとして「AD auth and resources」を選択して、「Save」ボタンを押します。
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  • 追加したマクロ: 「AD Aurh and resources」の「*」マークの付いたボックス: 「AD Auth」と「Resource Assign」をそれぞれ設定します (ここでは、設定内容は任意のもので結構です。)。
  • その後、iOSとAndroidの分岐の「+」をクリックしてそのマクロを追加します。
  • AndroidはEndingが「Deny」になっている場合は「Allow」に変更し、最後に「Apply Access Policy」をクリックして設定を適用します。
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その他にも、APMでワンタイムパスワードを作成しメールで送信する設定や、AntivirusやFirewallのチェック機能の設定など、すぐに利用できる便利なマクロがありますので、確認してみてください。